フリークラスとは【将棋】 森内九段がA級降級で宣言!

将棋の棋士・森内俊之九段がフリークラスへの転出を宣言。

ニュースを聞いて驚いた将棋ファンは多いと思います。
と言うより驚かなかった将棋ファンはいなかったのでは。

私自身もニュースを聞いて衝撃を受けました。

早速、このニュースを家族に伝えたところ「フリークラスって何?」と・・・。

将棋ファン以外の人にフリークラスを説明するのは難しい。

将棋のフリークラスについて出来るだけ分かりやすくまとめてみました。

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フリークラスとは

フリークラスをザックリと言うと
順位戦に参加しないクラスです。

将棋にはいくつかの棋戦があります。

最も有名なのが名人に挑戦する人を決める順位戦。

順位戦には上からA級・B級1組・B級2組・C級1組・C級2組の5つのクラスがあります。

新しく棋士となるとまずC級2組に入り、リーグ戦を戦います。

毎年上位2名(C級2組は3名)が上のクラスに進みます。

そしてA級にたどり着き、そこでトップとなった棋士が名人挑戦となります。

この順位戦から外れたところにあるのがフリークラスです。

どんな場合にフリークラスへ移るのでしょう

フリークラスへ移る場合、大きく分けると次の2つのケースがあります。

1.フリークラスを宣言するケース

2.フリークラスに編入されるケース

1.のフリークラスを宣言するケースでは、棋士自らが宣言しフリークラスに移ります。ー今回の森内九段がそうですねー

この場合は、もう2度と順位戦に復帰することが出来ません。

つまり名人になる可能性が0となってしまいます。

2.のフリークラスに編入されるケースでは、さらに次の3つにに分かれます。

①順位戦C級2組から落ちてきた場合

②奨励会三段リーグでフリークラスのプロ棋士になる権利を得て、その権利を使った場合。

③アマチュア、又は女流棋士がプロ編入制度をうけ合格した場合。

①順位戦の一番下のクラスC級2組で、毎年毎年、悪い成績をとると降級点というものが付きます。
この降級点が3つ付くとフリークラスへ移動となります。

②将棋の棋士になるには「新進棋士奨励会」に入会します。

三段から6級までで構成されており、二段までは東西にわかれて行い、規定の成績を上げると昇級・昇段となります。三段になると東西をあわせてのリーグ゙戦を半年単位で行い、上位二名が四段に昇段し、正式にプロ棋士となります。

出典:奨励会-日本将棋連盟HP-

奨励会三段リーグで1位と2位をとった人がプロ棋士となることが出来ます。
この場合はプロになり、以後、順位戦のC級2組からスタートです。

そして奨励会三段リーグで3位を通算で2回とると「フリークラスのプロ棋士」になる権利を得ることが出来ます。

権利なので使わなくてもOKなのですが、奨励会には年齢制限もあり、フリークラスからのスタートを選ぶ人もいます。

③将棋の棋士になるには奨励会からというのが通常のコース。
しかし、2006年にアマチュア、又は女流棋士でもプロ棋士になることができる「プロ編入制度」が作られ、これで合格した人がフリークラスに入ることができます。

フリークラスから順位戦へ参加は出来ないの?

森内九段がフリークラス宣言。2度と名人返り咲きがなくなってしまったと話題になっています。

フリークラスにいる棋士は順位戦に参加できない、名人になることができないというわけではありません。

順位戦に参加できないのは「フリークラス宣言」をした棋士だけです。

フリークラスに編入された棋士は以下の条件を満たせばC級2組から参加となります。

1. 年間(4月から翌年3月まで)に「参加棋戦数+8」勝以上、かつ勝率6割以上。
2. 良いところ取りで、連続30局以上の勝率が6割5分以上(年度をまたいでも有効)。
3.年間対局数が「(参加棋戦数+1)×3」局以上。
4.全棋士参加棋戦で優勝、またはタイトル挑戦。

出典:順位戦-Wikipedia-

ただし、これはかなり厳しい条件のようです。

現在まで、フリークラスから順位戦復帰を決めた棋士は9人。

最近の例では2016年に佐々木大地四段が奨励会からフリークラスへ。
第67回(2017年度)NHK杯将棋トーナメントで元名人の丸山九段を破っていますね。

まとめ

森内俊之九段といえば、十八世名人資格保持者。
22年間いたA級から落ちたとはいえ来年には再び昇級し、名人返り咲きも可能だと思います。

フリークラス宣言は名人資格保持者としての美学でしょうか。
それとも、実はどこか具合でも悪いのでしょうか。

森内九段は日本将棋連盟の理事役員に立候補しています。
本人はそのためのフリークラス転出ではないと言っていますが・・・。

今後は将棋をもっとメジャーなものにして欲しいですね。

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